松本相続遺言相談プラザの
相続手続きに関する相談事例
塩尻の方より相続に関するご相談
2024年04月03日
余裕をもって父を見送ってあげたいので今のうちに司法書士の方に相続について聞きたい。(塩尻)
私には末期がんで塩尻市内の病院に入院している80代の父がいます。主治医からは、父の年齢では手術は出来ないから、覚悟をしておくようにと言われています。ここしばらくは看病に追われ、ゆっくり考える余裕はなかったのですが、今のうちにできることはやってしまい、いざとなった時にはバタバタしないで余裕をもって父を見送ってあげたいと思うようになりました。葬儀と相続について今から準備しておこうと思っていますが、とくに、相続については何から手をつけていいかわからないので、専門家の方に伺った方が良いと思い今回問い合わせました。素人でもわかるように相続の流れを教えていただけたら嬉しいです。(塩尻)
相続の流れをご紹介しますが、詳しくはお気軽にお問合せください。
ご家族がお亡くなりになると、やらなければならないことがたくさん発生します。しかもそれらは初めて聞く内容であったり、聞いたこともないような単語が飛び交うような場面になるかと思います。悲しむ余裕のないままバタバタと故人を見送ってしまい、後悔される方も少なくありません。ご相談者様のように、ある程度の知識を持って「その時」を迎えるのとそうでないのとは心の余裕が違うでしょう。
以下において遺言書のない場合の相続手続きの流れをご紹介します。
①相続人を確定するための調査
被相続人が過去に籍を置いたすべての役所において、被相続人の出生から死亡までの全戸籍を取り寄せて、集めた戸籍から相続人を確定します。併せて相続人の戸籍謄本も取り寄せておきましょう。
②相続財産を明らかにするための調査
被相続人の遺産を調査し、相続財産を明らかにします。相続財産は、プラスの財産(現金や不動産など)だけでなく、マイナスの財産(借金や住宅ローンなど)も相続の対象となるためしっかりと調査します。不動産を所有している場合は、登記事項証明書、固定資産税の納税通知書、銀行の通帳なども集めてそれらをもとに相続財産目録を作成しておきます。
③相続方法を決定する
3種類ある遺産の相続方法からご自身に合ったものを決めます。相続放棄や限定承認をする場合は、“自己のために相続が発生したことを知った日(通常は被相続人の死亡日)から3ヶ月以内”に手続きを行わないと自動的に単純承認をしたことになります。
④全相続人で遺産分割を行う
相続人全員で遺産の分け方についての話し合い(遺産分割協議)を行い、決定事項を「遺産分割協議書」に書き起こし、相続人全員で署名・押印を行います。作成した遺産分割協議書はのちに不動産の名義変更の際に必要となるためきちんと保管しておきましょう。
⑤相続した財産の名義変更を行う
相続した不動産や有価証券などの名義を被相続人からご自身へ変更します。
相続が発生したらまずは故人が遺言書を遺していないか確認しましょう。基本的に遺言書の内容は民法で定められた法定相続よりも優先されますので、遺言書があれば遺産分割協議を行う必要はありません。
松本相続遺言相談プラザでは、塩尻のみならず、塩尻周辺地域にお住まいの皆様から相続手続きに関するたくさんのご相談をいただいております。
相続手続きは慣れない方にとっては複雑な内容となり、多くの時間を要する手続きになるかと思われます。松本相続遺言相談プラザでは塩尻の皆様のご相談に対し、最後まで丁寧に対応させていただきますので、安心してご相談ください。また、松本相続遺言相談プラザでは塩尻の地域事情に詳しい相続手続きの専門家が、初回のご相談を無料にてお伺いしております。
塩尻の皆様、ならびに塩尻で相続手続きができる司法書士および事務所をお探しの皆様にお目にかかれる日をスタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。