松本相続遺言相談プラザの
相続手続きに関する相談事例
塩尻の方より相続についてのご相談
2023年06月02日
父が亡くなり不動産を相続しました。名義変更の方法について司法書士の先生にお伺いしたいです。(塩尻)
塩尻で一緒に住んでいた父が亡くなりました。相続に関する手続きを進めているのですが、名義変更の方法が分かりません。財産調査をしたところ、父は実家の他にも塩尻にある不動産を所有していたことが分かりました。相続人は私と兄になりますが、兄は海外に住んでいることもあり、不動産は私がすべて相続することになりました。そこで、不動産の名義変更を父から私の名義に変更したいのですが、どのように手続きを進めていけばいいか分からず困っています。不動産の名義変更の方法を教えていただきたいです。(塩尻)
相続における不動産の名義変更の方法についてご説明いたします。
不動産を相続した場合、どのように名義変更を進めていけば良いかご説明させていただきます。まずは、相続財産をどのように分配するかを決めなければなりませんので、相続人全員が集まり遺産分割について話し合う遺産分割協議を行い、遺産分割協議書を作成します。それから、相続財産である不動産を取得した場合は、不動産の名義変更(所有者移転登記)を行います。もしもすぐに売却する場合でも名義変更しておかなければなりません。
一般的な名義変更の手続きの流れは下記です。
①名義変更申請で添付する書類を揃える
- 法定相続人全員の戸籍謄本
- 相続関係説明図
- 名義変更する不動産の固定資産評価証明書
- 住民票(被相続人の除票および相続する人の分)
- 被相続人の出生から死亡までの連続した戸籍謄本等
②登記申請書を作成
③名義変更の申請に必要な書類を法務局に提出
ご自身でも名義変更の手続きを行うことはできますが、相続人に行方不明者や未成年者がいるケースなど、相続が複雑な場合は専門家に依頼することをおすすめいたします。また、不動産の名義変更には必要な書類も多いため、必要書類を集めるだけでも一苦労ですので、できるだけ時間や手間を取られたくない方やご自身で申請をすることが不安な方も専門家に相談しておくと安心かと思います。
なお、相続登記には明確な期限が定められていませんでしたが、2024年4月1日から相続登記の申請が義務化され、期限や罰則が定められました。施行以前に相続した不動産も対象となりますので、もしもまだ申請が済んでいない場合は早めに手続きを済ませておくと良いでしょう。
松本相続遺言相談プラザでは、塩尻にお住いの皆様の相続手続きに関するご相談を受け付けております。相続についての相談は無料で行っておりますので、ぜひご活用ください。塩尻の皆様のお問い合わせをお待ちしております。