松本相続遺言相談プラザの
相続手続きに関する相談事例
塩尻の方より相続に関するご相談
2022年11月02日
銀行通帳が見つからない場合はどのように相続手続きを進めれば良いでしょうか(塩尻)
先日、塩尻で一人暮らしをしていた父が突然亡くなりました。父はまだ70代でこれといった持病もなく元気だったことから、突然のことに家族全員が悲しみと驚きで気持ちの整理がつきそうもありません。
相続をする必要が出てまいりましたが、父と母は私が子供の頃に離婚しているため、相続人は2人姉妹である私と妹になります。
遺品整理を妹と2人で進めていますが、父の通帳が見つからずに困っております。しっかり者の父のことですから、預金や通帳がないといったことは考えられません。父の定年前の勤め先などに給与の振込先を聞くことも検討していますが、銀行名がわかれば遺された家族がその銀行での預金の有無を調べることは可能でしょうか?(塩尻)
戸籍謄本を準備して相続人であることを証明すれば、残高証明書を銀行から取り寄せることが可能です。
相続人は、銀行に対して被相続人の口座の有無、また口座の残高証明や取引履歴などの情報開示を請求することが可能です。ですが、まずはお父様が遺言書等でご家族に相続に関するメッセージを遺されていないかを確認して下さい。これまで多くの方の相談を聞いてまいりましたが、ご遺族の方が亡くなられた方の情報すべてを把握していることは稀なケースと言えるでしょう。
遺品整理を行っても通帳、キャッシュカードはもちろんのこと、遺言書等が見つからない場合には、銀行からの郵便物や粗品を手がかりにし、その銀行に問い合わせてみましょう。次にこのようなものが全く見つからない場合は、自宅や会社近くの銀行に直接問い合わせます。また情報の開示を請求する際には、戸籍謄本をもって相続人であることを証明するため、事前に準備しておくと良いでしょう。
相続人や財産の調査等、相続には面倒や負担も多く、思うように手続きが進まず予想以上に時間がかかることもあります。ご自身での調査が難しい、またはご不安がある場合は、相続の専門家が在籍する松本相続遺言相談プラザに依頼し、専門家に託してみてはいかがでしょうか。戸籍の収集から財産調査、相続手続き全般について相続の専門家が豊富な経験をもとにしっかりとサポートさせていただきます。
(塩尻)